前回からの続き。3年くらい前の話だ。うちの子たちは小学1年生と3年生。子どもたちも小学生になったことだし、妻に「フルタイムで働いてくれ」と言った。家事も育児も適当でいい。そう言い渡していたら、ある日の俺の夕食はカップラーメンだった。なんなんだ、アイツ……。

いつもは妻が詰め替えもしてくれるし、俺がお風呂に入れば洗濯機の上に着替えとタオルを準備しておいてくれる。いくら仕事が遅くなったからといって、これまでできてたことが急に今日できなくなる訳がない。きっと妻は怒ってるんだ。
しかし言葉で俺に伝えずに、行動で嫌がらせをすることに腹が立った。でもここで俺も同じように怒りをぶつけたら妻と同じになってしまう。俺はグッと堪えてビールで切り替えることにした。

妻のこんな怒ってる顔をはじめて見た俺は、ビックリして言葉が出なかった……。家事も育児も適当でいいって言っただろ。何がそんなに不満なんだ。俺は妻の言葉の意味がすぐに飲み込めずにいる。

【第6話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ　脚本・渡辺多絵　作画・よしはな 　編集・Natsu

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